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セミナー短信~第1回小林メモリアル・ソクラテス・プログラムを開催

2017年10月24日

第1回小林メモリアル・ソクラテス・プログラムを10月12日(木)~15日(日)に滋賀県大津市のびわ湖大津プリンスホテルで開催しました。
※参考記事:小林メモリアル・ソクラテス・プログラムのご案内(2017年5月26日)

dummy対話セッションの様子

このプログラムは、米国アスペン研究所が開発し米国内外で20年の実績があるソクラテス・プログラムを、昨年秋に設立した「小林陽太郎奨学金」の対象プログラムとして今回初めて日本で開催したものです。第1回は、モデレーターにMITメディアラボのリサーチ・サイエンティストで、ベストセラー『つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方』の著者でもあるWilliam Powers氏を招き、日本、米国、イタリア、ルーマニア、シンガポール、香港から、職業や背景も多様な25名のヤング・リーダーが参加して英語による対話を重ねました。参加者の内、21名が選考を経て小林陽太郎奨学生として参加しています。

現代の課題を扱うソクラテス・セミナーの今回のテーマは『Order Amid Chaos: Major Trends Shaping the Future of Technology, Business and Society』。セッション冒頭にPowers氏が投げかけた「なぜ我々は働くのか?」の問いを皮切りに、参加者が様々な視点から深い洞察に基づく多くの意見を述べ、活発な対話が続きました。

パワーズ氏とカーター氏の対談の様子

12日夜のオープニングセレモニーには、日本アスペン研究所理事長 北山禎介氏、副理事長 村上陽一郎先生、米国アスペン研究所エグゼクティブ・バイス・プレジデント エリオット・ガーソン氏、同ソクラテス・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター コーデル・カーター氏も出席し、参加者間での交流を深めました。また14日午後には、参加者全員で京都を訪れ、高台寺の執事長による法話を拝聴するなどの文化活動を楽しみました。

参加者からは、「AI(人工知能)やソーシャルメディアが民主主義にどのように影響を与えるかを考え続けたい。」、「私にとって物事の本質をとらえるための‘哲学的な旅’が始まった。今後も‘旅’を続けたい。」、「改めて、仕事や人生の目的を考えたい。」など積極的な感想が寄せられました。

第2回小林・メモリアル・ソクラテス・プログラムは小林陽太郎奨学金プログラムとして2018年5月31日(木)~6月3日(日)に東京両国で開催します。詳細は後日ご案内いたします。

お問い合わせ:
一般社団法人日本アスペン研究所 小林陽太郎奨学金事務局(担当:千葉)
電話:03(6438)9208 Eメール:scholarship@aspeninstitute.jp