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セミナー短信~2017年秋季日本アスペン・エグゼクティブ・セミナーを開催~

2017年10月20日

dummyセッションにおける対話の様子

第59回2017年秋季日本アスペン・エグゼクティブ・セミナーが10月5日(木)から10日(火)までの日程で、奈良ロイヤルホテルにて開催されました。今回のセミナーには、モデレーターに村上陽一郎先生と瀧一郎先生、リソースパーソンに猪木武徳先生と堂目卓生先生を迎え、金融・建築・製造・教育・食品分野など多種多様な業界の企業幹部メンバー15名が参加し、6日間を通して非常に深く充実した対話が繰り広げられました。

天理大学による雅楽演奏の様子

文化プログラムは、ここ数年連続して天理大学雅楽部が管絃の『越天楽』など数曲を演奏して舞もご披露いただき、その素晴らしい演奏にセミナー参加者や同席した奈良県内の海外留学生ともども感銘を受けていました。また、恒例の視察学習ツアーは新たに大神神社、万葉文化館を訪れ、主任研究員や館長様・指導研究員からのお話も興味深く聞くことができました。

dummy大神神社へのツアーの様子

また、懇話会では、大阪大学教授の堂目卓生先生より、「目指すべき社会を考える」と題してお話しを頂きました。アダム・スミスの『道徳感情論』などを通して、共感のしくみや、スミス、アマルティア・センやジャン・バニエが構想する社会、また、自由と平等、能力の開発などの関係をお話しいただき、「開かれた社会」の実現に向けての課題、そして「生きる」意味を深く考える貴重な時間となりました。

万葉文化館での様子

セミナー全体を通して、セミナー参加者からは、“古典にふれる、著者と対話すること、そして皆で対話する重要性を得た”、“古典に向き合うことの楽しさ”、“人として「良く生きる」ことを気づかされた”、”今後の自分自身の生活やビジネスに役立てていきたい”などの感想が寄せられました。
今回のセミナー開催における奈良県の皆様のご支援に深く感謝申し上げます。

2017年度のエグゼクティブ・セミナーは引き続き、2018年2月に千葉で開催予定です。詳細はこちらをご覧ください。