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セミナー短信~2018年冬季日本アスペン・エグゼクティブ・セミナーを開催~

2018年02月19日

第60回2017年度冬季日本アスペン・エグゼクティブ・セミナーが2月9日(金)から13日(火)までの日程で、木更津市かずさアカデミアパークにて開催されました。今回のセミナーには、企業経営者、幹部メンバー17名が参加、5日間を通して非常に深く充実した対話が繰り広げられました。

セミナー2日目に開催した懇話会では、リソースパーソンを務めてくださいました青山学院大学副学長、国際政治経済学部、押村 高先生による「国民国家の行方~デモクラシー後退のなかで~」というテーマでご講演を頂きました。国家とは?から始まりナショナリズムとデモクラシー、自国第一主義を導くポピュリズム、など非常に現代的なテーマであり参加者からも数多くの質問が寄せられ、充実した内容になりました。

dummy松田理奈さんと城戸かれんさん

恒例の文化プログラムでは、松田理奈さん、城戸かれんさんをお迎えし「ストラディバリウスとガダニーニ、2台のヴァイオリンによる無伴奏コンサート」を開催。
参加者のお一人は、300年以上前に作られたヴァイオリンの製作者、そのヴァイオリンで演奏したそれぞれの時代の演奏家、作曲者、そして今演奏しているお二人、それぞれの思いが自分の魂を揺さぶり、自然に涙があふれたとおっしゃっていました。そのほか多くの参加者も素晴らしい演奏に感銘を受けていました。

セミナー全体を通して、セミナー参加者からは、“考え方の基本を学んだ、人生観の見直しをする”、“謙虚に人の意見に耳を傾け意見を認めるプロセスの大切さを学んだ”、“古典の中に現在に通じるものが多く抱合されていることに気づいた”、”古典を通した対話により、表象にあるものでなく根源的、本質的なものの見方や考え方をつかむ視点、視野を得た”といった感想が寄せられました。

来年度のエグゼクティブ・セミナーは、2018年7月、2019年2月に千葉で、2018年10月に奈良で開催予定です。