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第10回定時社員総会および第38回理事会を開催しました

2019年06月19日

2019年6月12日、国際文化会館にて当研究所の第10回定時社員総会・第38回理事会を開催しました。冒頭、当研究所北山禎介理事長より、2018年度も皆様のご支援のもと、計画していた各セミナーや懇話会、関連する活動を予定通り実施できたこと、また事業活動収支を健全に終えられたことについて御礼を申し上げました。そして、2018年度の事業活動について、事務局から以下をご報告しました。

dummy国際文化会館にて社員総会・理事会が行われました

フラッグシップ・セミナーである「エグゼクティブ・セミナー」、「ヤング・エグゼクティブ・セミナー」は、村上陽一郎先生を中心としたセッション運営で、変わらぬ高いご評価をいただきました。古典と現実課題の橋渡しセミナーである「科学・技術とヒューマニティ・セミナー」、「アスペン現代社会セミナー」も継続して開催し、成功裏に終了。各種受託セミナー、高校2年生を対象にした「アスペン・ジュニア・セミナー」や埼玉県、奈良県、岡山県、北海道、広島県で開催した「高校生のためのアスペン古典セミナー」も予定通り終了いたしました。また、2016年度に発足した「小林陽太郎奨学金」の対象活動としては、日本国内での英語による「ソクラテス・セミナー」開催に加え、「海外プログラムへの参加者派遣」として米国とスペインで開催された同セミナーへの日本人参加者派遣が順調に行われました。

以上の当研究所主催の各種セミナーへの参加者は、年間700名を超え、過去最多の参加者数となりました。さらに日本アスペン研究所「創立20周年記念行事・事業に関する活動報告」として、アスペン研究所のパートナー国を集めた「国際委員会」を4月に鎌倉で開催、また「創立20周年記念シンポジウム」を10月に約250名のご来場者を迎えて実施されたことを報告しました。続いて、2019年度の事業計画については、①セミナーの着実な実施と価値理念リーダーシップの浸透、②若い世代の日本人グローバルリーダーの育成活動、③教育に一石を投じる学生向けセミナーと地域展開の推進、④フェローズ活動を通じた相互研鑽、⑤今後の活動を視野に入れた国際協力活動、⑥テキストの一部改訂、に積極的に取り組んでいくことをご報告しました。最後に2018年度決算および役員の改選が承認され閉会しました。

塩川徹也先生より講話いただきました

第38回理事会においては役付理事・業務執行理事・代表理事の選任、および新会員入会などのご承認をいただき、無事閉会致しました。
さらに、午後からは「文学は何の役に立つのか」と題して、東京大学名誉教授の塩川徹也先生から文学が社会・職業・市民生活に必要不可欠な働きを持ち、文化や教育においてどのような役割を果たしてきたかをご講話いただきました。アスペンのリベラルアーツ教育が今後のリーダーシップ養成に大きな役割を果たすうえで重要な示唆が感じられるご講話でした。

※新しい理事・監事体制、諮問委員体制については下記をご覧ください。
http://www.aspeninstitute.jp/about/board/