アスペン・ジュニア・セミナー 全日程を終了
2021年01月21日
1月17日（日）、高校二年生を対象とした本年度のアスペン・ジュニア・セミナーが、全日程を無事終了しました。
コロナ禍に見舞われた今年度は、初めてのオンライン開催に踏み切りました。オンラインでも対話がスムーズに行え、かつ、疲れがたまらないように、オリエンテーションを充実させる一方でセッションの時間を短縮するなど、プログラムも大幅に見直しました。
また、今年度は、例年より規模を縮小して2チーム編成とし、首都圏23校からの参加者40名が、10月末のオリエンテーションと、11月から1月にかけて毎月1回、日曜日の午後に開催される本セミナーに参加し、充実した対話を行いました。
集合型のセミナーでは自然と行われる参加者間の交流が、オンラインではどうしても実現しにくいので、毎回のセッション終了後には、「放課後」と称してZoomのミーティングルームを参加者に開放。学校のこと、受験のこと、部活のことなど、自由に雑談してもらいました。セッション後、1時間以上も話し込む参加者もおり、活発に交流していただきました。
最終日のクロージングセッションでは、まずBチームをご担当いただいた荻野弘之・上智大学教授から、セミナーを振り返ってコメントをいただき、その後、各チームから二人の代表者にセミナーの感想を述べていただきました。今回のセミナーの狙いである「善く生きるとはどういうことか」についてそれぞれの気づきを紹介いただき、今回のセミナーがまたとない経験であったことが披歴されました。そして、Aチームをご担当いただいた関根清三・東京大学名誉教授からは参加者への「贈る言葉」を、当研究所副理事長の村上陽一郎先生からの「結びのご挨拶」を頂戴し、閉会となりました。
コロナの影響で閉塞感に覆われた生活を続けている参加者の皆さんに、貴重な学びの場と新しい友人、成長の実感を得る機会となっていればと願ってやみません。
2チームのモデレーター、リソース・パーソンをご担当いただいた先生方