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1月16日(日)、高校二年生を対象とした本年度のアスペン・ジュニア・セミナーが、全日程を無事終了しました。

2022年01月17日

 首都圏の高校二年生を対象にした日本アスペン研究所主催「アスペン・ジュニア・セミナー」の全日程が、1月16日(日)に全日程を無事終了いたしました。

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 コロナ禍が続く今年度も、昨年度に続きオンラインでの開催となりました。首都圏17校からの35名の参加者が2チームに分かれて、10月末のオリエンテーションから毎月1回、日曜日の午後に開催される本セミナーで、充実した対話を行いました。

 本セミナーの狙いは、「善く生きるとはどういうことか」という究極の問いについて考えることです。古今東西の六本の古典と格闘しながら、この問いを巡って思索を巡らせ、参加者相互に対話を繰り広げました。ただでさえ難しい古典の文章に最初は四苦八苦する参加者も、回が進むにつれ、文章の意味をとらえるだけでなく、そこに込められた作者の意図を読み取ろうとしたり、自分自身を振り返って学ぶべきことを汲み取ろうとしたり、他の参加者の発言に触発されて考えを深めたりする発言も増えてきました。古典を読むことが、「善く生きるとはどういうことか」を考えることとどう結びつくのか、おぼろげながらに掴めたのではないでしょうか。

 最終日のクロージングセッションでは、まずBチームをご担当いただいた荻野弘之・上智大学教授から、セミナーを振り返ってコメントをいただき、その後、各チームから二人の代表者にセミナーの感想を述べていただきました。「善く生きるとはどういうことか」についてそれぞれの気づきを紹介いただき、今回のセミナーがまたとない経験であったことが披歴されました。そして、Aチームをご担当いただいた関根清三・東京大学名誉教授からは参加者への「贈る言葉」を、当研究所副理事長の村上陽一郎先生からは「結びのご挨拶」を頂戴し、閉会となりました。

 このセミナーが参加者の皆さんにとって成長が実感できる機会となり、また、これからの生き方を考えるきっかけとなっていればと、願ってやみません。