セミナー短信～2022年秋季日本アスペン・エグゼクティブ・セミナー（奈良）を開催～
2022年10月14日
なら食と農の魅力創造国際大学校（NAFIC）付属セミナーハウス日本アスペン研究所のエグゼクティブ・セミナーが、10月7日（金）から11日（火）の4泊5日の日程で、９月にオープンしたばかりの「なら食と農の魅力創造国際大学校（NAFIC）付属セミナーハウス」にて開催されました。小高い丘の上に新設された施設は、奈良県産の木材を使用した家具を備えるなど木の香に包まれており、ゲストの皆さまを迎えるに相応しい快適なお部屋、セミナールームを備えています。
セミナーには、モデレーターに瀧一郎先生（大阪教育大学教授）、大橋容一郎先生（上智大学名誉教授）、リソースパーソンに堂目卓生先生（大阪大学総長補佐、大学院教授）、石井洋二郎先生（中部大学特任教授／東京大学名誉教授）をお迎えし、充実した対話が繰り広げられました。
懇話会では、堂目卓生先生に「目指すべき社会を考える－アダム・スミスを起点にして」というご講話を頂戴しました。研究者として「善にある」世界で活動してきた堂目先生が、大阪大学内にシンクタンク「社会ソリューションイニシアティブ（SSI）」を設立され、自ら社会課題の解決に奔走することにより「善をなす」世界に越境したというご経験は、新時代におけるリーダーの在り方のモデルとして、参加者の皆さんに深い印象を残したようです。
大神神社 また、例年のように奈良県の皆さまには、多大なご協力を頂きました。初日のウェルカムディナーには荒井正吾・奈良県知事にもご参加いただき、気持ちのこもったご挨拶を頂戴しました。恒例のツアーでは、奈良県国際課によるコーディネートで、興福寺、大神神社、高松塚古墳などを巡り、奈良の奥深い歴史に触れることができました。
参加者の皆さまからは、このような形でのセミナーは想定外でありこれまでにない良い意味で強烈な刺激を受けた、この教材を一生の宝にしたい、先生方のコメントで「目から鱗」を超えた次元で自分の世界観や認識の仕方が変わった、共に学び社会のなかで善くあろうとする仲間に出会えた、といった感想を頂いております。
次回のエグゼクティブ・セミナーは、2023年2月にかずさアカデミアパークにて開催予定です。